運用・保守
JRAの委託を受け、大手金融機関の勘定系に匹敵する国内トップクラスの大規模高信頼性ネットワーク・システムを運用しています。PCやスマートフォンを通じたインターネット投票や各種情報サービスの利用者が増加しており、今後も発展していくことが見込まれています。より多くのお客様の信頼に応えていくために、ネットワーク関連のプロトコルや機器の設定・管理に関するスキルの向上に尽力するとともに、各プロバイダーやネット銀行との連絡を密にして安定的なシステム運用に努めています。
運用・保守を手掛けるシステムの一例
トータリゼータシステム
勝馬投票券の発売・集計・払戻等を行うのがトータリゼータシステムです。全国の競馬場及びウインズには発売・払戻端末を制御するサブシステムが置かれ、高速専用回線を通じて常時東西2カ所の集計センターと通信しています。競馬には定められた「発走時刻」があり、一刻の遅延も許されません。このため勝馬投票券の発売システムには、銀行や郵便局のATM網にも劣ることのない極めて高度な信頼性が求められています。
情報システム
競馬開催日において、正確な情報を漏れなく、遅滞なくお客様にお届けすることは、競馬予想の検討に必須であるのは勿論のこと、「公正競馬」の原点となります。また、「記録の正確な継承」は「スポーツ・オブ・キングス」たる競馬の本質に関わる重要な要素です。
JRAにおいては、競走馬と競走成績を中心として過去からの膨大な情報をデータベース化し、各レースの出走馬の決定から競走の施行→成績の確定までの一連のプロセスをシステム化しており、これらの情報は、その都度、新聞・テレビ等の報道関係に配信されています。特に開催日においては、トータリゼータシステムから提供されるオッズ・払戻情報とともに、場内モニターのほかインターネットなど多様な媒体を通じて、ファンの皆様に対して直接様々な情報をお届けしています。